階段昇降機とは
「階段昇降機」をできるだけ多くの方に知っていただくために、ここでは「階段昇降機とは?」からお話しさせていただきます。
目次
階段昇降機とは?
階段昇降機とは、ご自宅などの階段にレールを設定(固定)し、昇り降りする福祉機器の一つです。
一般的にはまだまだ浸透していない階段昇降機ですが、ご老人や身体の不自由な方など階段の上り下りが難しい方には大変便利な機器です。
階段の登り降りが難しい方だけではなく、辛くなってきた方にも喜ばれます。
日本での階段昇降機
階段昇降機を日本で販売するには日本の安全基準にあった仕様が求められた上に国の認定が必要となります。
ですので、安心してご利用できます。
階段昇降機の種類
階段昇降機は大きく2種類に分けられます。
いす状の物がレール上を昇降する「いす式階段昇降機」と、車いすに乗ったまま昇降ができる「車いす式階段昇降機」です。
どちらも、既に建っている家の階段に設置する事が可能な場合が多いです。
あえて可能な場合が多いと書いた理由は、設置するためには、階段昇降機を設定できるだけの広さが必要となるからです。
あまりにも狭い階段には設定できない場合があります。
しかし、大抵の日本の住宅には設置できるように設計されている階段昇降機がほとんどです。
階段昇降機とエレベーター
階段昇降機とエレベーター昇降機というと、エレベーターの認知度の方が高く、住宅にも設置できるエレベーターもあります。
このエレベーターと階段昇降機の違いは、設置の簡単さと金額です。
エレベーターは設置する階を縦につなげるように穴をあけなければなりません。
そのため設置するには最低でも数日を要します。
しかし、階段昇降機の場合は、階段にレールを設置する事が主な作業となるので、1階から3階程度までであれば、ほぼ1日で作業は完了します。
階段昇降機の価格
次に階段昇降機の金額ですが、エレベーターは先にご説明した通りに工期も長くなる分の人件費もかかる上、設置する機器自体も大きく高価な物となります。
その点、階段昇降機はレールと昇降する本体のみなので、エレベーターの数分の1程度の金額となります。
万が一、不要となった場合は、エレベーターの様に天井に大きな穴をあけたりする事が無いのでレールを取り外すだけで元の状態にする事が可能です。