足の筋肉の衰えはデメリットがいっぱい!簡単な筋力アップ方法を紹介
足の筋肉の衰えは、具体的な例としては、何もないところで躓く、階段の上り下りが辛い、長く歩くことが難しいなどが挙げられるでしょう。「年を取ってきたから仕方がない」という人も多いですが、実は足の筋肉は中高年になっても鍛えることが可能です。「そのためには、毎日特別な運動をしなければならないの?」という質問が飛んできそうですが、そこまでしなくても足の衰えを回避することはできるのです。
ここでは、足の筋肉が衰えることで起こるデメリットや病気、筋力アップのための簡単な方法などをお話ししていきましょう。
目次
足の筋肉の衰えはなぜ起こる?
足の筋肉の衰えは、「年を取れば誰でも起こるもの」そう考える人は多いでしょうし、それが当たり前といってしまえばそうかもしれません。
私たちの体は、25歳頃をピークに加齢に伴って筋肉量は減少するといわれています。年を取って足の筋肉が衰えるのは、加齢が原因といってもいいのです。
太ももの前の筋肉である「大腿四頭筋」は足の動きに欠かせない部分ですが、筋肉が落ちやすい特徴を持っています。実は、筋肉量が減少すること自体が足の衰えの原因なのです。
また、加齢と行動範囲の減少は比例していることが多く、年齢が進むにつれて運動をしなくなる、外に出る機会が減って足を動かす時間が減る、という悪循環も手伝っています。最近では新型コロナの影響で外に出る機会がさらに少なくなり、足の衰えが急激に進んだという人も多いようです。
階段の上り下りがきつい、何もないところで躓きやすくなったなど気になる人は、足の筋肉が衰えている証拠かもしれません。
足の筋肉の衰えのデメリット
では足の筋肉が衰えると、どんなデメリットがあるのでしょうか。
それはずばり「ロコモ」に陥りやすいということです。この「ロコモ」という言葉を、耳にする機会が増えていませんか?耳にしたことはあっても、ロコモの具体的な意味を知らない人もいるかもしれません。
この「ロコモ」とは「ロコモティブシンドローム」の略で、運動器症候群という意味なのです。つまり、体を支えたり動かしたりする運動器である骨や関節・筋肉などの衰えによって、日常生活に支障をきたしてしまう状態を指すのです。躓きやすくなる、階段の上り下りが辛いということだけでなく、転んでしまうということも出てくるでしょう。
足の筋肉の衰えが原因で起こる病気
では、足の筋肉の衰えが原因で起こる病気には、何があるのでしょうか。
ロコモの代表的な病気としては、変形性関節症と骨粗しょう症、変形性脊椎症が挙げられます。
骨粗しょう症は骨の病気では?と思う人もいるかもしれませんが、筋肉の衰えは骨の形成にも大きな支障をきたします。運動不足が、骨粗しょう症の原因であることは知られていますね。
こうした病気が起こると、痛みやしびれで行動に制限がかかってしまいます。痛みがあると動きも鈍くなるので、筋肉がどんどん少なくなり、さらに動きが悪くなるといったサイクルができてしまい、足の筋肉の衰えが止まらなくなってしまうわけです。足の筋肉の衰えは、こうした病気とともに、動きが悪いことで転倒し骨折、骨折のために動けないためにさらに筋肉が落ちるという悲劇も引き起こしかねません。足に筋肉の衰えは、足だけでなく体全体と生活の中に大きな影響を及ぼしてしまうことを覚えておきましょう。
足の筋肉の衰えを改善する筋力アップとは
足の筋肉の衰えは、特別な運動をしなければ防ぐことができないわけではありません。もちろん、本格的な運動ができればそれに越したことはありませんが、毎日の生活の中でちょっと取り入れるだけでも一定の効果が期待できるでしょう。あまり難しく考えてしまうと、運動することにおっくうになってしまいますから、ここではいすを使った簡単に出来る筋力アップの方法を紹介しますね。
立ち座りの繰り返し
家にある椅子を使いましょう。
浅く座ってから立ち上がり、そのあとゆっくりと座る。これを10回1セットとして行います。
できれば、1分の休息を挟んでまた10回を繰り返し最大3セット行うのが理想です。痛みがある場合には、無理をしないことも大切ですね。
余裕がある人は、片足での立ち座りも有効です。慣れるまでは、テーブルを前に置いて、そこにつかまりながら行うと安全ですよ。
他にも、足の筋肉を鍛えるエクササイズはありますが、大切なのは毎日継続することです。いろいろなエクササイズを張り切って始めたけれど疲れてしまって続かないというのでは筋力アップにはつながりません。自分でできそうなものを毎日続け、余裕が出てきたらメニューを増やすというのが理想的です。
まとめ
足の筋肉の衰えは、特に高齢者の場合、転倒や骨折という大きな怪我につながりやすくなります。家の中でなら安全と思われるかもしれませんが、危険が潜んでいるのが階段です。足の筋肉が衰えていると階段の上り下りの最中に転落してしまうという事故も少なくありません。どんなに気を付けていても、自分が考えている以上に足の衰えは進んでいるかもしれません。階段での転落は骨折だけでなく命にかかわることもあるのです。
筋肉を鍛えるのはもちろん大切ですが、安全に階段を移動する手段として階段昇降機を設置するというのも一つの方法です。当
社では、様々な種類の階段昇降機を取り扱っていますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。