老人は階段で転落しやすい?防止には階段昇降機がおすすめ!
老人の事故で多いのが「転倒」「転落」です。
中でも、階段での転落は、大きな事故になりますし、命にかかわるケースも多いのです。
老人が家の中で安心して生活を送るためにも、階段の転落防止の対策を考えることはとても大切です。
しかし、具体的にどんな防止策を考えれば良いのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、老人の転落時の原因やその防止策について、いくつかお話ししましょう。
目次
老人が階段で転落しやすいのはなぜ?
老人が自宅で事故に遭うというケースは、かなり多くあります。
場所は部屋が一番多いのですが、階段での転落事故も少なくありません。
老人が階段で転落しやすい原因としては、まず身体機能の低下が挙げられます。
40歳を過ぎたころから、何もないところで躓くということはないでしょうか?
何か出っ張りがあったわけではないのに躓いて、びっくりしたという経験は誰でもあることでしょう。
加齢による身体機能の低下、これが階段での転落原因といえます。
バランス感覚や筋力の低下は、自分では足を上げているつもりでも、実際にはしっかり上がっていないという状況を引き起こします。
また、階段などの手すりを持つ力も弱いので、とっさの場合に手すりにつかまって転落を防ぐということも難しくなるのです。
内服による眠気や、意欲の減退ということも、階段での転落には大きく関係があります。
そして、老人の階段転落は、骨折などの大けがに加えて、命を失う可能性も少なくありません。
自宅で転倒して骨折、その後寝たきりになってしまうというケースは、避けたいことの一つですが、階段での転落は老人にとって最も危険な事故といえるのです。
老人が階段で転落した場合の事故
では、老人が階段で転落した場合、どういった事故が考えられるでしょうか。
これは階段のどの部分から転落したかによっても、事故の内容は変わりますが、共通していることは、骨折をしてしまう可能性が高いということです。
階段は、家の中で一番段差や高さがある場所です。
しかも、上がる・下がるという動作が伴っているので、その姿勢によって転落事故の大きさが変わってくるのです。
具体的には、階段を上がっている途中でバランスを崩して転落してしまう、下りているときに足を踏み外すなどが考えられます。
また、階段で足が滑ってしまうというケースも多いです。
こうした階段での転落事故は、多くが骨折の原因となります。
階段での転落事故での骨折というと、足の骨が折れると思っている人が多いですが、足だけでなく腕の骨折も多いのです。
足の骨折で寝たきりになってしまうのも大変なことですが、腕の骨折は日常生活を送るときに支障が出ます。
また、それをかばおうとして新たな事故が起こるということも考えられます。
そしてなんといっても、階段での転落事故は、命にかかわるケースもあるのです。
転落して頭を打ち付けて、亡くなるということもあります。
老人の骨折事故の中で、階段での転落は大事になっているケースが多く、極力避けなければならないといえるでしょう。
老人の階段転落を防止するには
こうした老人の階段の転落事故を防止するためには、どうすればいいのでしょうか。
まず、老人の生活の場を1階に移すというのが最優先といえます。
つまり、階段を使わずに生活できる環境を整えるということです。
確かに、それができれば階段を使うことはありませんし、転落事故の防止策としては有効です。
ですが、どの家庭でもそれが可能なのか?ということになります。
そこで、どうしても階段を使う場合には、階段に滑り止めを設置して手すりを付けましょう。
こうすることで、階段の上り下りをスムーズにすることが可能です。
また、スリッパなどを履いている場合には、滑り止めの付いたルームシューズに変更するのも効果的です。
靴下は意外に滑りやすいので、家の中の移動にはあまり向いていません。
最近では滑り止めの付いた靴下も多いですが、できればしっかりしたルームシューズがおすすめです。
階段からの転落予防には階段昇降機
ちょっとした工夫で、老人の階段での転落事故を防ぐことはできますが、もっと安心できるのが、階段昇降機です。
階段昇降機とは、文字通り、階段の上り下りに活躍してくれる機器で、いすに座ったまま階段の移動が可能です。
昇降機と聞くと大掛かりなものを想像するかもしれませんが、最近ではとてもコンパクトな設計のタイプが多く、取扱いも簡単です。
老人が一人で操作でき、安心で安全に階段の移動ができるようになっています。
中には、特殊な作りの階段昇降機もありますが、最近では簡単に取り付けることができて、階段の幅が狭くても使えるものもあります。
階段昇降機の取り付けに関しては、事前に業者とよく相談をして、最適なタイプを選ぶと良いでしょう。
もちろん、ホームエレベーターも安全に移動できる手段ではありますが、この場合は費用がかなり掛かります。
また、取り付けるスペースが広くなければいけないので、老人の階段転落を防止する方法としては、すぐに実行できないのが難点といえるでしょう。
まとめ
老人の階段転落事故は、極力避けたいものです。
当社でも、様々な階段昇降機を取り扱っていますので、階段の安全性を見直している、話を聞いてみたいなど、少しでも興味を持たれた方は、ぜひご相談ください。
お待ちしております。
→シティリフトかわさきの階段昇降機 車いすタイプについてはこちら