シニア住宅とは?シニア住宅の種類や入居場所を決めるポイントも解説
「そろそろシニア住宅の入居を考えている」
「親族をシニア住宅へ入れようか検討している」
このような状況にある方のために、本記事ではシニア住宅について解説していきます。
本記事を読むと、シニア住宅の種類や選ぶ際のポイントまで理解できます。
いつかはシニア住宅の利用をしようと思っている方は、はやめに理解しておいて損はありません。
ぜひご覧ください。
目次
そもそもシニア住宅とは?
簡潔に表現すると、高齢者のための住宅・高齢者専用の住宅です。
老人ホームと混同しがちですが、老人ホームとは異なり介護や生活するうえでの支援サービスの契約を切り離しています。
そのため、価格は比較的抑えられる場合が多いです。
しかし、介護サービスなどが必要になったときには別途費用が発生します。
どのようなサービスがあるのか事前に確認しておきましょう。
シニア住宅の種類3つを紹介!
それでは、シニア住宅の種類を3つ紹介します。
シニア住宅の利用を検討する際に必要な知識です。
できるだけわかりやすく解説します。
1.シニア向け賃貸住宅
高齢者の方が安心して暮らせる構造になっている賃貸住宅です。
バリアフリーに配慮されている賃貸住宅だと考えると、わかりやすいでしょう。
シニア向け賃貸住宅は、サービスの内容の規定がありません。
そのため、介護サービスや生活支援は基本的にないと考えましょう。
介護・生活支援が必要な場合は、外部の業者に依頼するしかありません。
なお、シニア向け賃貸住宅は賃貸借契約のため、敷金と月額利用料が発生します。
2.サービス付き高齢者向け住宅
「高齢者住まい法」と呼ばれる法律に準拠した施設で、各都道府県等に登録を受けている賃貸住宅を指します。
先ほどのシニア向け賃貸住宅との違いは高齢者住まい法によるサービス内容や建物構造の基準があるかどうかです。
具体的には、以下のような基準です。
・バリアフリーで入居者が生活しやすいか
・専門家による生活の相談サポートがあるかどうか
一方で定められている範囲外の介護サービスなどが必要になった際には外部に委託しなければなりません。
サービス付き高齢者向け住宅も賃貸借契約ですので、敷金と月額利用料が発生します。
しかし、礼金や年度毎の更新料はかかりません。
3.シニア向け分譲マンション
高齢者の方のためのアメニティや、サービスが充実しているマンションです。
先ほどの2つとの大きな違いとしては、娯楽施設やサークル活動の充実などの生活支援サービスの充実が挙げられます。
基本的に介護が必要になった際には、外部に委託する必要があります。
しかし、物件によってはサービス事業者が併設されている場合もあるため、要項を確認しましょう。
契約方式は所有権方式のため、売却や譲渡・相続も可能です。
物件購入費に加え、月々の管理費や固定資産税なども発生するため、予算は多めに確保しましょう。
シニア住宅入居前に考える4つのポイント!
シニア住宅の選択は今後の生活に大きな影響を与えます。
入居する前に考える必要があるポイントを、ここでは4つ解説します。
・費用
・立地
・サービス内容
・間取りや過ごしやすさ
それぞれなぜ考えておく必要があるのか、解説するのでぜひご覧ください。
ポイント①費用
今後の生活を何年・何十年とシニア向け住宅で過ごす……そう考えたなら、費用面は必ず考えておかなければいけません。
契約方式によっても入居費用は変わってきますので、あらかじめ確認しておく必要があるでしょう。
また、施設や物件によっても面積やサービス内容が違い、費用も当然異なります。
現在の貯金や資産・年金などの収入などを総合的に考え、無理のない範囲での計画を立てましょう。
ポイント②立地
立地も事前に考えておく必要があるポイントです。
サービス次第では、必要なものの買い出しを自分で行わなければいけない場合もあります。
その際に、近くに買い物ができる店舗があるかなどは重要です。
親族の住居と近いと頻繁に顔を合わせられるかなどの点も、考慮するべきでしょう。
何より入居する本人が住みたい街エリアであるのかが、今後も住んでいくうえで重要です。
ポイント③サービス内容
サービス内容はシニア住宅の種類によって義務付けられているケースもありますが、施設によってばらつきがあります。
入居する方の体調や自身で行える活動などを考慮し、必要なサービスが十分に備わっているかを吟味しましょう。
介護などは外部に委託するケースが多いので、何を委託するのかまで事前に考えておくと安心です。
ポイント④間取りや過ごしやすさ
住居の間取りや過ごしやすさも考えておく必要があります。
バリアフリーであるかどうかなどは、身体が不自由な方にとっては重要な問題です。
そのほかの娯楽施設が併設されているか、職員の方が親切であるかなどは入居する方の好みに合わせた選択が必要です。
可能であれば入居前に見学に行き、実際の施設を確認してください。
まとめ
本記事ではシニア住宅の種類と選ぶ際のポイントについて解説しました。
シニア住宅の種類や施設によってもサービス内容やかかる費用が異なるので、入居者にあった住まい選択が必要です。
シニア住宅の種類について理解し、住宅を選ぶ際のポイントを理解する一助になれば幸いです。