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車椅子利用者のテーブルの高さはどれくらいがよい?おすすめのテーブルを解説

通常の高さのテーブルでは、車椅子を利用している方にとっては使用しにくいものです。
どれくらいの高さのテーブルが、車椅子を利用している方に理想なのでしょうか。

また、車椅子を利用している方のためのおすすめのテーブルには、どのような種類のものがあるのでしょうか。

 

この記事では、車いすの方用のテーブルの理想の高さや、テーブルの選び方などについて解説します。
車椅子をご利用されている方がご家族にいらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください。

車椅子利用者のテーブルの高さはどれくらいがよい?おすすめのテーブルを解説

介護用テーブル

車椅子を利用している方は介護用テーブルという特別なテーブルがよく使用されます。
介護用テーブルは、どのような仕様のものがよいのでしょうか。

1.高さ

車椅子に乗っていると足の高さは床から約10~15㎝ほど高くなりますので、床から約65~70㎝くらいの高さのものがよいでしょう。

65~70㎝より低ければ車椅子のまま机に足を入れるのが難しくなり、テーブルのかなり手前に座らざるをえなくなります。
そのため、料理と車椅子の間が遠くなってしまうので、食事がしにくくなってしまいます。

 

逆に65~70㎝より高いテーブルの場合は、料理が食べにくくなってしまいます。

なお、高さ調節が可能な介護テーブルもあります。
このタイプだと、車椅子に座ったままでテーブルの側面が車椅子に当たらないように調整ができるので便利です。

2.幅

一般的な車椅子の横幅は65㎝くらいですので、テーブルの左右の脚の間隔は70㎝以上がよいでしょう。

65㎝より幅が短いと、車椅子の前輪キャスターがテーブルの脚にぶつかってしまい、車椅子をテーブルの奥まで入れることができません。

 

奥まで入れることができないと、高さと同様にテーブルのかなり手前で食事をしなければなりません。

3.奥行

短い車椅子で、奥行きは90㎝くらいあります。
テーブルに向かった時に、車椅子の後ろに人が通れるくらいのスペースを確保しておくことも大切です。

4.安全・安定性がある

車椅子を利用している要介護者の方や高齢者の方は、立ち上がった時にバランスを崩して転倒してしまったり、テーブルの角に頭をぶつけてけがをしたりすることがあります。

そのため、車椅子をご利用の方には、角が丸くなっているテーブルを選びましょう。

 

また、テーブルの脚がしっかりした安定性のあるものでないと、テーブルを支えにして立ち上がることが多い車椅子利用者にとっては危険です。

5.抗菌塗装がある

昨今のコロナ禍の影響もあり、抗菌効果のある特殊塗装を施したテーブルも販売されています。
清潔なテーブルを使用したい方や感染を防止したい方は、抗菌塗装をしたテーブルを購入すると安心でしょう。

6.スチール素材

介護用のテーブルは、木材を繊維状にして固めたものや木材を貼り合わせたものを加工したもの、あるいは、事務用の机と同様にスチール素材を使用したものなどがあります。

木材のものだと手入れが必要ですし、高価なものが多いので費用がかさみがちです。

 

しかし、スチール製なら耐久性が高く手入れもしやすいので、車椅子をご利用の方には適した素材でしょう。

スチール素材のテーブルは見た目が無機質な感じなので、木目調の塗装をしたり、木目デザインのシールを貼ったりすることによって、温かみを出すことができます。

車椅子用テーブル

介護用テーブルとは違って、車椅子のひじ掛けに固定して使うタイプのテーブルのことを車椅子用テーブルといいます。

車椅子用テーブルは、食事の際にテーブルの高さを調整する必要がありませんし、使用者の姿勢が良くなるので食事がしやすいのがメリットです。

 

また車椅子用テーブルなら、食事以外でも読書や物を書くなど、車椅子に座ったままでさまざまな作業をしやすくなります。

車椅子用テーブルは、購入する方法とレンタルする方法とがあります。
購入する場合の費用は、おおむね5,000円から3万8,000円です。
レンタルする場合の費用は、毎月おおむね500円から2,000円となります。

 

車椅子を3年から4年程度使用し続ける場合は、購入の方がお得とされています。
しかし1年後の状態が予測できない場合には、レンタルの方が柔軟に対応できるのでおすすめです。

なお、車椅子をレンタルする場合は、車椅子用テーブルもセットでレンタルする方がよいでしょう。

車椅子のサイズも大切

車椅子も座る方の体格に合ったサイズのものを選ぶことが大切です。
サイズに合わない車椅子に座っているとお尻が痛くなったり、すぐに疲れてしまったりします。

 

介助用の車椅子の標準的なサイズは座幅が40cmですが、小柄な方には座幅38cmのものを、大柄な方には座幅42cmの幅広タイプのものを選ぶとよいでしょう。

まとめ

車椅子を利用している方のテーブルは、一般的に使用されるテーブルとは違った高さのものや、仕様の異なるものを用いるのがおすすめです。

高さが調整できる介護用のテーブルや、車椅子のひじ掛けに固定する車椅子用のテーブルといった便利なものもあります。

 

車椅子利用者の体の状態に合ったもので、しかも安全性や使い勝手が考慮されたものを選ぶのがよいでしょう。

ご家族に車椅子を使用されている方がいらっしゃる方は、この記事を参考にして、最適なテーブルを選択して、ご家族が少しでも楽に暮らせるようにしてあげたいものですね。

 

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